シミが出来る原因とメカニズムを知って「シミ消し」対策をしよう

シミの原因とメカニズムを徹底解説!コレでわかる「シミが出来る理由」

シミを消すための美白化粧品、どれを選ぶか決める前にまずは「シミやそばかるができる原因」を探ってみましょう。シミのメカニズムを理解すれば、おのずと自分が選ぶべきスキンケア方法が見つかるはずです。

シミやそばかすにも種類があるって知っていた?

顔にできる目立つシミ、実はシミにも種類があるのです。それぞれのシミの特徴と原因を紹介します。自分のシミの種類や特徴がわかれば、シミ対策もより効果的なものを選べます。

– 老人性色素斑(日光黒子)

– そばかす(雀卵斑)

– 炎症後色素沈着

– 肝斑(かんぱん)

(1)老人性色素班(日光黒子)

▼特徴:『紫外線が原因となる最も多いシミ』

日本人では最も多いシミの種類です。顔のシミが目立ちますが、他にも手や足などにも出来ます。

顔では頬骨周辺やこめかみなど少し高くなっている場所に特に出来やすく、丸あるいは楕円形の色素斑である事が多いです。

ほとんどの女性が「シミが出来た」といえば、まずこの日光黒子である可能性が高いと言えます。「若いときに日焼けしていると、あとでシミになるよ」と言われた経験はありませんか?

それがまさに「老人性色素斑」です。

▼原因:『紫外線・太陽光がシミの原因』

日光黒子、と言うくらい「日光」つまり紫外線が原因で出来るシミです。現在浴びている日光だけが原因ではありません。若い頃に無茶な日焼けをした結果、色素沈着を起こしてシミが出来ている場合もあります。

▼シミ対策:『紫外線を避ける!』

まず過度の紫外線を浴びない予防策が有効です。帽子や日傘を利用しましょう。出来てしまったシミには、美白化粧品でのスキンケア、ビタミンCを含む食事を摂り、ダメージを受けた細胞の改善を促しましょう。

(2)そばかす(雀卵斑)

▼特徴:『ごく小さな散らばって出来る褐色の斑点シミ』

頬や鼻の周辺に小さな褐色の粒ができます。いわゆる「そばかす」ですね。そばかすは遺伝による先天性が多いようです。紫外線を浴びて濃くなる事もあれば、シミと違い年齢があがるにつれて「薄くなる」ケースもあります。

▼原因:『遺伝によるもの』

ほとんどが遺伝です。特に思春期にあらわれる「そばかす」は先天性です。大人になってから出来るソバカスは家系的な問題(遺伝)に加えて、紫外線や乱れた生活習慣などが原因になります。

▼シミ対策:『遺伝要素が強いので、シミを濃くしない対処法で解決』

遺伝的な要素が強いので、予防は難しいところがあります。それよりも、出来たそばかすが濃くならないように紫外線には気をつけるようにしましょう。

時間はかかるかもしれませんが、生活習慣を見直し、体の内部からシミ・そばかす対策を行うのも大切です。

(3)炎症後色素沈着

▼特徴:『皮膚のトラブル跡に出来るシミ』

肌の炎症後に跡が残って出来るシミです。ニキビ跡が代表的ですね。他にも合わない化粧品による肌トラブルや、例えばヤケドや擦り傷の跡もそのひとつです。

つまり顔だけでなく、どんな場所にでも出来る可能性があります。炎症が引いてから褐色化して残り「シミ」となりやすいのですが、そこに極度に紫外線を浴びると余計にシミが濃くなります。

▼原因:『肌の炎症』

肌トラブルが原因です。炎症を起こした皮膚(ニキビ・ヤケド・擦り傷など)が治りかけていく最中に褐色のシミとなります。

ニキビやかぶれが原因で活性酸素が活発化し、メラニンをたくさん生成してしまうのも原因のひとつと言われています。

▼シミ対策『まずは炎症を酷くさせないこと』

ニキビや傷あとに刺激を与えないようにします。強い摩擦をかけたり、汚い手で触ったりしないようにして下さい。さらに肌の代謝を良くし、ターンオーバーがきちんと機能するようなスキンケアを行って下さい。

(4)肝斑(かんぱん)

▼特徴:『左右対称に大きめに出来る薄いシミ』

顔に左右対称に出来るのが特徴的なシミです。

女性のホルモンバランスが原因と言われ、色はあまり濃くないものがほとんどです。ただし紫外線やレーザー治療で悪化したり、色が濃くなる場合もあります。

また比較的、シミの範囲が広いようです。高齢女性にはなく、30歳?40歳代の女性に多く見られます。

▼原因:『女性のホルモンバランスの乱れ』

シミの原因としては、女性のホルモンバランスが大きく影響します。例えば妊娠中やビル服用時など「ホルモンの変化が大きい時」に出来やすいようです。

▼シミ対策:『ホルモンバランスを整えるのが第一』

レーザー治療などが効果的ではないので、まず第一にホルモンバランスを整えるよう気をつけましょう。色素沈着をしやすい状態になっているので、肌に刺激を与えないように注意するのも大切です。

肝斑にも効くタイプのスキンケア製品を選ぶようにしましょう。

シミの原因やメカニズムを詳しく解説!

シミにも色々な種類があるのがわかりました。ここでは、さらに詳しく、シミが出来る原因とメカニズムを説明します。

シミが出来る3ステップ

【ステップ1】『メラノサイトからメラニンが作られる』

紫外線を浴びすぎると、皮膚を守ろうという機能が動き出します。外的な紫外線の影響をブロックしようとメラノサイトにシグナルを出すわけです。

メラノサイトはシグナルをうけて「メラニン」を生成します。メラニンは紫外線から細胞を守る働きをします。夏に海やプールで日焼けすると、肌が黒くなりますね?

急激に大量の日光を浴びて、黒色メラニンが大量に作られ、その為に「日焼けして真っ黒」になるのです。

【ステップ2】『ターンオーバーでメラニンが剥がれ落ちていく』

日焼けは1ケ月もすると色が落ちてきます。これは肌がターンオーバー、生まれ変わっていくからです。

紫外線の影響で出来たメラニンも、約1ヶ月のターンオーバーを経て、新しくできた細胞に押し上げられるように表層から落ちていきます。

ですから普通の日焼けは時間の経過とともに落ち着いていくのです。

【ステップ3】『ターンオーバーのサイクルが間に合わずにメラニンが増えてシミになる』

ところが、大量の紫外線を浴びると、メラノサイトも異常に増えてメラニンも沢山生成されてしまいます。すると分解しきれずに残った黒色メラニンは表層に残ってしまい「シミ」となります。

さらに「肌のターンオーバー」がきちんと機能しなくなったらどうでしょう。新陳代謝が活発に行われないと、古い角質層がアカとなり剥がれ落ちていきません。

シミは依然として肌に残ったまま、さらに紫外線を浴びて濃くなってしまいます。

年齢が上がるにつれて、ターンオーバーの期間も長くなります。若い時なら1ヶ月前後だったターンオーバーが、加齢と共にどんどん長くなります。

例えば30日だったターンオーバーが、50日になってしまったらどうでしょうか。

一定数のメラニンが生成されても、1ケ月単位でメラニンが排出されていけば問題ありまえせん。が、ターンオーバーの期間が長くなれば、作られるメラニン以上に、メラニンの排出が追いつかなくなってしまいます。

生成されるメラニンに対して、分解し生まれ変わるターンオーバーのサイクルが間に合わなくなってしまうのです。そして過剰分として排出しきれず残ったメラニンがシミになります。

年齢と共にシミが増えてきやすいのは、ターンオーバー機能自体が老化していくからです。

シミ原因のもと「メラニン」をもっと詳しく解説!

シミのメカニズムについて調べると、必ず出てくるのが「メラニン」です。メラニンが大量に作られて、それがスムーズに分解や排出されない為にシミになるのはわかりました。

ここではメラニンが出来るまでのメカニズムを知り、どうすれば「余計なメラニンを抑制できるのか」を探ります。

▼メラニンの種類

– ユーメラニン

– フェオメラニン

ユーメラニンは、褐色から黒色のメラニンで、フェオメラニンは黄色から赤色のメラニンです。

日本人は一般的に「ユーメラニンとフェオメラニン」両方を持っています。このメラニン色素の量で、例えば「色黒」とか「色白」といわれる皮膚になります。

シミで問題になるのは、黒色メラニンである「ユーメラニン」です。美白ケアで「黒色メラニンを還元する成分が配合されている」となっていたら、それは黒色メラニンを肌色メラニン(フェオメラニン)に変える可能性が高い働きで「美白」の効果が期待できるという事です。

▼メラニンが出来るまで

– メラノサイトがチロシンを作る

– チロシンはドーパになる

– ドーパはドーパキノンになる

– ドーパキノンがメラニンになる

メラニンが生成される3ステップ「チロシンがドーパキノン」になるまでに、チロシナーゼという成分が働いています。チロシナーゼがチロシンを酸化させ、ドーパへと変化します。

シミ対策のローションやクリームに「チロシナーゼを抑える成分」が含まれている事が多いのは、チロシンをメラニンの元となるドーパにさせないように役立っているわけです。メラニンを過剰に作らせないように「チロシナーゼを抑制する」成分が配合されたスキンケア製品を使うのが効果的という事ですね。

もうひとつ、ドーパキノンがメラニンになるわけですが、最初に説明したように「黒色メラニン=ユーメラニン」になるとシミになりやすくなるのです。

でもドーパキノンから、ユーメラニンになるのではなく「フェオメラニン」つまり黒いシミにならないように促す事も出来るのです。その役割が出来るのが、L-システィンという成分です。

最近よくシミに効くローションやクリームに「L-システイン配合」となっているのは、黒色メラニンを還元化する働きでシミを抑制するという意味なのです。

「紫外線」だけじゃない!メラニンが増える原因

(1)自分に合っていない+正しくないスキンケア

使用するローションやクリームも、「合う・合わない」があります。スキンケア製品を新しく変える時には、できるだけトライアルなどを利用して試してから継続的な使用と決めた方がいいですね。

どんなに口コミが良いスキンケア製品でも、自分の肌に合わない場合もあります。

また強い力で肌をこすったり、洗顔をすると皮膚に刺激を与えてしまうのでやめましょう。特に洗顔については、間違った方法で何度も顔を荒い、大切な油分まで失ってしまっているケースもあります。

刺激を受けたり合わない化粧品を使うと、肌の自衛作用が働き、「メラニンを作って皮膚を守れ!」と命令します。すると過剰にメラニンが生成され、シミの原因となってしまいます。

(2)加齢

残念ながら加齢とともにシミが出来やすくなります。特に肌のターンオーバーが遅くなり、時間もかかるようになると、なかなかメラニンが排出されません。

様々な理由でメラニンが生成され、本来は排出されるべきなのに「年齢があがり、ターンオーバーが遅くなるせいで」捨てきれずにシミとして残ってしまうのです。

(3)ストレス

ストレスはシミだけでなく、美肌にも健康にもつながる大敵です。ストレスを感じると、活性酸素が生成されてしまいます。活性酸素自体は本来、ウィルスから体を守る役割があります。

しかし過剰に活性酸素が出来てしまうと、「(紫外線から)守る」細胞であるメラニンの生成を促進してしまい、シミの原因となるメラニンが過剰に分泌されてしまう結果になります。

動画で見る!シミのメカニズム

とてもわかりやすいシミのメカニズムを説明している動画を見つけました。

 

シミができる原因と仕組みを知れば「自分のためのシミ処方箋」がわかる

シミにも種類があります。シミが出来る原因も様々です。まずは自分のシミが「どんな種類のシミで、どんな対処法が効果的なのか」を判断するのが大切です。

例えば、そばかすなのに、肝斑に効くスキンケアシリーズを使ってもあまり意味がありません。

科学的な根拠、メカニズムを理解した上で、どんなスキンケア製品を使用すればよいのか判断する。

なおかつ、体調を整えるために生活習慣に気をつける。自分のシミにピンポイントで効果がもっとも出るであろう方法を選択したいですね。

いずれにしても、シミはどんな高級クリームを使っても、数日間シミに効果的な栄養素を山盛り摂取しても、すぐになくなるわけではありません。

相手の本質を見極めて、その後に戦略をたてるのは「攻略するのに不可欠」なんです。シミ対策には、まずシミのメカニズムを理解すること、がとても重要だという事ですね!